今年もやってまいりました。
例年暑い8月に行われるエネルギー管理士試験。
この試験に受かるための超効率的勉強法とは何か?
それは、各科目ごとに得点源となる問題が必ずあります。
その問題を理解して確実に取ることで合格ラインに到達できる勉強法です。
この記事では、 各科目ごとに得点源となる問題がありますので、具体的にご紹介していきます。

その前に!!
「エネルギー管理士の合格率や難易度も気になるよぉ~」
って方はこちらの記事もおすすめです。
(関連記事)エネルギー管理士熱分野!合格者が教える!過去問から学ぶ超効率的勉強法とは?
まずはその問題と答え方を、ひたすらインプットしてください。
インプットの方法やアウトプットの方法など具体的な勉強法については、こちらの記事をご覧ください。
(関連記事)エネルギー管理士!過去問暗記だけで合格できるたった1つの方法とは?
もちろん得点源にならない問題に対しての対策もご紹介いたしますね!
その際に、私が活用したおすすめ参考書もご紹介いたします。
是非参考にして頂ければと思います。
科目1 エネルギー総合管理及び法規の得点源となる問題は?
私が過去問を、研究した結果、それは2つありました。
1つ目は問題1の法令の問題です。
この問題は、得点源なので確実に100%得点を取ることを目指しましょう。
なぜ得点源なのか?
例年同じ問題が過去問から出題されてます。
計算問題もありますが、例年同じような問題なので、得点を稼ぐチャンスです。
過去8年間をさかのぼっても、出題率100%の問題もあります。
なので、インプットに関しては私の場合、過去問5週で大丈夫でした。
2つ目は、問題3のエネルギー管理技術の基礎です。
この問題に関しても、得点源です。
なぜ得点源なのか?
ここに関しては、「工場事業所を判断基準」という項目が、 必ず毎年虫食いで出てきます。
なので、まずここ押さえましょう 。
しかし、2018年や2017年の出題を見ますと、虫食いではなく「工場事業所を判断基準」ちゃんと理解しているかどうか、試される問題が出ていてできてます。
とはいえ、得点源であること変りませんので、しっかりと取っていきましょう。
それと、問題3のエネルギー管理技術の基礎の最大の特徴は、計算問題が半分以上出るところです。
って思う人もいると思いますが、安心してください。
公式さえ覚えちゃえば簡単に回答できる計算問題もあります。
なのでまずは、簡単な問題から攻略しましょう。
科目1で得点源になりずらい問題とその対策
それは問題2のエネルギー情勢・政策、エネルギー概論です。
なぜか?
この問題に関しては「SI単位」以外でどんな問題が出るか、予想がつかないです。
それと、たまにですが京都議定書の問題も出題されます。
京都議定書については、こちらの記事で解説しています。
(関連記事)エネルギー管理士法令問題!京都議定書とは? 京都メカニズムクレジットって何?わかりやすくご紹介!
また、地球温暖化問題も要チェックです。
(関連記事)エネルギー管理士法令問題!エネルギー使用による2つの環境問題!!地球温暖化とは?エネルギー管理士試験
ちなみに問題2の傾向としては「SI単位」以外では、「一次エネルギーの供給量」や「再生可能エネルギーの種類」など今のエネルギー情勢の内容が出題されます。
なので、何度も言いますが、問題1や問題3と比較すると、正直過去問からは絞りにくい問題です。
そこで、対策方法として私は、この参考書を使いました。
省エネルギーセンターから発売されている、こちらの参考書は、かなり網羅されてますので、参考にできます。
私は、この参考書を実際に使用して、試験に受かりました。
東京都:M・S(30代・男性)
過去問だけでも、試験に対応できると思い一年目はこの教材を買わずに試験に臨みましたが、ダメでした。
この教材から試験に出題されるので、試験に受かりたいのであれば、必須教材だと思いました。
神奈川県:T・S(30代・男性)
過去問教材とは違う視点で、わかりやすく解説されてるので、合格するためには過去問教材と+αで必須教材です
科目2 熱と流体の流れの基礎の得点源となる問題は?
この科目に関しては得点源となる問題が3つもあります。
4問中3問ですよ!!
その内容は
問題1 熱力学の基礎が2問出題されるのですが、2問目は毎年優しい問題です。
問題2 流体工学の基礎
問題3 伝熱工学の基礎
この3問が例年同じような問題なんです。
なので公式と計算のやり方さえ覚えてしまえば確実にとれます!!
おそらく、この科目2に関しては皆さんが一番つまずくポイントだと思います。
なんせ思いっきり物理の世界ですからね!!
あまりにも理解しにくい問題なので、途中で諦めてしまう可能性が高いですが、あきらめないで、やればできるんだという気持ちで取り組むことが重要です!!
私も最初は、心が折れそうなりましたが、なんとかあきらめずに合格までたどり着きました。具体的には過去問50週はやりました。
まさに数のゲームを楽しみましたよ!
この科目はかなり、とっつきにくいと思いますが、何度も言いますが、公式さえ覚えちゃえば対応できます。
ちなみに、去年私が勉強した個人的な感想としては、60%は取らしてくれる問題だと感じました。
なぜそう感じたかと言いますと、先にも書きましたが、問題1の2問目と流体工学、伝熱工学に関しては、例年同じような問題です。
なので 、2問目は100%とは言えませんが、取ろうと思えば100%取れると思います。
ここで稼いでおかないと、正直きついです。
なぜかと言いますと、問題1の1問目に関しては、例年難しい問題が出ます。
過去問以外の参考書も相当やりこまないと対応できないぐらい難しい問題が出ます。
なので、まずは問題1の2問目を確実にとっていきましょう。
科目2で得点源になりずらい問題とその対策
すでに書いてますが、問題1の1問目は、どんな問題が出題されるか、わかりません。
なので過去問と参考書をやり込んで問題への対応力を身に着けましょう。
こちらの参考書がおすすめです。
こちらの本は、問題1熱力学の基礎対策で、使用できます。
その他の問題(流体工学や伝熱工学)でも対策できますが、実際にこの参考書を使って勉強した私の感じでは、この参考書の方が試験問題より難しいと感じました。
熱力学の基礎に関しては、試験と同じぐらいのレベルだと感じましたので、熱力学の基礎対策におすすめです。
この参考書は様々な、熱力学の基礎のパターン問題が書いてありますので、これを1冊出来れば試験で対応できます。
また YouTube で熱力学の講義をやっている動画もあります。
こちらもご紹介いたします。
さらに、隙間時間勉強法として、このYouTubeの動画をmp3などに変換して、歩いているときや作業している時など音声学習できる方法があります。
それは、このサイトを使い変換すれば、いつでも音声が聞けます。
こちらです。↓↓
使い方は簡単です。
YouTube動画のURLを入力するだけです!
これはかなりおすすめの勉強法なので、ぜひぜひやってみてください。
(科目2マル秘情報)
マル秘情報ですが、熱と流体の流れが理解できたら、第一種冷凍機械責任者の検定試験が、驚くほど簡単になります。
(関連記事)第三種冷凍機械責任者の知識があれば、確実に第一種冷凍機械責任者の試験に受かる方法教えます!!
※あくまでも検定試験の方です!!本試験は半端なく難しくなります・・・
というのも、検定試験は学識と保安管理から出題され、学識に関しては証明問題となります。
しかし、どこが出題されるかは検定の講師の先生が教えてくださるので、伝熱工学知識があれば、恐ろしく簡単に合格できますよ!!
なので、エネルギー管理士熱分野を目指すついでに、第一種冷凍機械責任者も目指すこともお勧めします!!
科目3 燃料と燃焼の得点源となる問題は?
それは、燃焼計算を攻略するのが鍵です。
(関連記事)エネルギー管理士熱分野!特製テキストシリーズ!!燃焼計算とは?配点は?
燃焼計算の傾向が最近変わって難しいと感じてる方もいらっしゃると思いますが、出題内容的には大きく変わってません。
計算方法の公式に当てはめていけば、解答できますので、諦めずに頑張ってください。
この燃焼計算の得点源を逃してしまうと、正直きついです。
なので、ここには時間をかけましょう。
科目3で得点源になりずらい問題とその対策
その他の問題が2問ありますが、1問は例年過去問から出てる問題なので、得点源です。
具体的には、燃焼の部分ではバーナーの特徴なども例年出題されています。
バーナーの種類についてはこちらの記事をご覧ください。
(関連記事)エネルギー管理士熱分野!特製テキストシリーズ!!各種燃焼バーナーとは?燃焼装置とは?
さらに燃料で重油についても例年出題されています。
こちらも得点源になりますので、必ず覚えましょう。
(関連記事)重油の種類は動粘度で決まる!?硫黄分や引火点などの情報を完全網羅!エネルギー管理士熱分野!
しかし、残りの1 問は、マニアックな問題が多いです。
なので得点源にはなりません。
この問題に対応する、おすすめの参考書はこれです。
参考書については、燃料と燃焼設備の細かい部分まで書いてあります。
エネルギー管理士試験は、省エネルギーセンターが発行してる参考書から問題が出題されるのでこちらを読んでおきましょう。
それと、省エネルギーセンター発行のテキストだとイマイチわかりずらい!!
って方は、こちらもおすすめです!
この参考書はとにかく分かり易くておすすめです!
科目4 熱利用設備及びその管理の得点源となる問題は?
この問題に関しては、過去問をひたすら夢に出てくるぐらいやれば、合格ラインに行けます。
ちなみに私は、30週ぐらいしました。
数をこなせば、合格ラインへ届く科目なので、勉強しやすかったです。
それと、冷凍機械責任者の資格とボイラー技士の資格を持っている方は、その資格の勉強が活かせる選択問題がありますので、そちらを選択しましょう。
具体的には
選択問題1 熱交換器熱回収装置
選択問題2 冷凍空気調和設備
です。
こちらは、第三種冷凍機械責任者の資格の知識があれば比較的簡単に解けるも問題です。
p-h線図の知識があれば是非選択しましょう!!
それと、 冷凍機械責任者の資格なしで、ここまで勉強したのであれば、 ぜひぜひ冷凍機械責任者の資格にチャレンジしてみてもいいと思います。
(関連記事)第一冷凍機責任者が教える!!第三種冷凍機責任者試験に受かる方法や合格率、難易度やおすすめテキストなど気になる情報を完全網羅!!
ボイラー技士の資格に関しては、熱利用設備の問題で
ボイラー
蒸気輸送
貯蔵装置
蒸気原動機
内燃機関ガスタービンから出題されます。
ボイラー技士の知識があれば有利ですので、勉強しやすいでしょう!!
もちろん!ボイラー技士の資格がない方は、エネルギー管理士の勉強のついでに取るという手もありです!
過去問を三日間やればボイラー技士の資格は取れますのでおすすめします。
(関連記事)超ド級!!二級ボイラー技士試験にたったの3日の勉強時間で受かる方法を一挙公開します!
科目4で得点源になりずらい問題とその対策
この科目に関しては、得点源になりづらい問題は特にないです。
気持ちさえあれば、合格できる科目なので、気合で過去問を繰り返してください。
ちなみに私が使用した過去問はこちらです。
解説に関しましても、 半端ないぐらいわかりやすく書いてありますので、おすすめです!!
まとめ
今回は、各科目ごとの得点源について説明いたしました。
私は、この得点源となる問題を徹底的に暗記して、2年で合格を達成しました。
このエネルギー管理士の試験は、各科目ごとに必ず60%取らしてくれる試験です。
そう信じて、一生懸命勉強しましょう。
また、これだけはわかって欲しいのですが、何回も何回もあきらめずに数をこなせば計算のやり方などが、見えてきます!!
あきらめない事が肝心なので、頑張りましょう。