ボイラー公表問題 ボイラーの構造(ボイラー構造、容量及び効率まとめ)
令和3年4月公表問題
→〇 その通りです。なのでボイラー容量を換算蒸発量によって示す場合もあります。
→✖ これは0℃の水ではなく、100℃の飽和水です。ちなみに、100℃の飽和水を蒸発させて、100℃の飽和蒸気とする場合の熱量は2257(kJ/kg)です。
さらに換算蒸発量の公式は
Ge=G(h2-h1)/2257(kg/h)
・Ge=換算蒸発量 G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
→✖ 1時間に消費する燃料量でななく、蒸発量(kg/h又は、t/h)です。
→〇 これはこの公式を、頭入れときましょう。
ボイラー効率 =G(h2-h1)/F×Hl×100(%)
・G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
・F=燃料消費量(kg/h)
・Hl=燃料低発熱量(kj/kg)
この公式にあるように、燃料低発熱量はボイラー効率算定に
用いられる。
平成30年10月公表問題
→〇 「蒸発量」という言葉を変えてくる可能性がありますので、注意してください。
→〇一定ではありません。
→✖ これは0℃の水ではなく、100℃の飽和水です。ちなみに、100℃の飽和水を蒸発させて、100℃の飽和蒸気とする場合の熱量は2257(kJ/kg)です。
公式を頭に入れましょう。
Ge=G(h2-h1)/2257(kg/h)
・Ge=換算蒸発量 G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
→〇
→〇 これはこの公式を、頭入れときましょう。
ボイラー効率 =G(h2-h1)/F×Hl×100(%)
・G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
・F=燃料消費量(kg/h)
・Hl=燃料低発熱量(kj/kg)
この公式にあるように、燃料低発熱量はボイラー効率算定に用いられる。
平成30年4月公表問題
→〇 「蒸発量」という言葉を変えてくる可能性がありますので、注意してください。
→✖ 蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なります。
→〇
公式を頭に入れましょう。
Ge=G(h2-h1)/2257(kg/h)
・Ge=換算蒸発量 G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
→〇 逆に聞いてくる時があるので気をつけてください。
→〇
ボイラー効率 =G(h2-h1)/F×Hl×100(%)
・G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
・F=燃料消費量(kg/h)
・Hl=燃料低発熱量(kj/kg)
この公式にあるように、燃料低発熱量はボイラー効率算定に用いられる。
平成27年10月公表問題
→〇 「蒸発量」という言葉を変えてくる可能性がありますので、注意してください。
→〇 一定ではありません。
→〇
公式を頭に入れましょう。
Ge=G(h2-h1)/2257(kg/h)
・Ge=換算蒸発量 G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
→✖ 正しくは、全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合です。
→〇
ボイラー効率 =G(h2-h1)/F×Hl×100(%)
・G=実際蒸発量(kg/h)
・h1=給水の比エンタルピ(kj/kg)
・h2=発生蒸気の比エンタルピ(kj/kg)
・F=燃料消費量(kg/h)
・Hl=燃料低発熱量(kj/kg)
この公式にあるように、燃料低発熱量はボイラー効率算定に用いられる
以上となります。