どうもこんにちはビルメンの田中です!
突然ですが、皆さん!
ビルメンの年収について気になりませんか?

「ビルメンへ転職するのはいいけど生活できるのかな?」
「独立系よりも系列系の方が給料いいけど、どういう事?」
などなど考えてませんか?
そんなお悩みを解消すべくこの記事では、ビルメンの年収を徹底解説していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
ちなみに、前提なのですが、ビルメン田中は都内のビルメンしか年収に関してはわかりません。
サクッと動画で知りたい方はこちら!
系列系に関しては、地方と格差は無いと思いますが、独立系に関しては地方と多少格差はあると思います。

その辺りの前提を踏まえた上で年収についてご紹介してます。
なので、これからビルメンを目指す方は必見です!
もちろん、今ビルメンをしていて
転職を考えてる方にも、参考になると思いますので
是非最後までご覧ください。
独立系ビルメン会社だと年収250万から350万
系列系ビルメン会社だと年収350万から500万
自社ビルメン会社だと年収400万から500万

ここで結論を書いてしまいしたが、これで終わりだとつまらないので、もう少し深堀りをしていきます。
ビルメンの年収について
ビルメンの年収は、独立系と系列系、自社ビルの年収で一番差が出るところは、ボーナスの有無です。

月の給料に関しては、そこまで大差はありませんが、やはりボーナスが違います。
具体的には、系列だと5ヶ月分支給する会社もあります。

ちなみに、独立系だと寸志(すんし)のレベルという話を聞きます。
なので、一番差がでるのはボーナスです。

そして、2番目は福利厚生の部分です。
系列系だと親会社の看板があるので、コンプライアンスを遵守し
・有給休暇をちゃんと取れたり
・残業時間も長くならないようしたり
・親会社が使える福利厚生クラブが使えたり
様々な特典がありますが、独立系はそのような物が皆無です。

なのでその辺りも違いだと思います。
さらに、自社ビルだと会社の総務課という扱いになり、ビルメンというより総務課の施設担当のようなポジションになるので、会社の営業の人などと同じ給与体系となります。

なので、自社ビルはおすすめです。
続いて、独立系、系列系、自社ビルメンの年収について深堀りしていきます。
独立系ビルメン会社の年収について
独立系ビルメン会社とは、親会社を持たないビルメン会社で
入札などで物件を取得し、売り上げを立てている会社です。

入札というと必然的にコストが安いところが選ばれますので、独立系ビルメン会社は給料は安くなってしまいます。
その分入社難易度は低く、年齢が若ければ履歴書に名前だけ書ければ入社出来るという説があるぐらい、入社難易度が低いです。

さらに、給料が安い分やる事も単調というか、点検と対応だけの現場がほとんどです。
逆に点検と対応以外にビルメンって何をやるの?
って気になりますよね。
実はビルメンは、現場によっては見積作成とか工事管理とかもやる現場もあります。

独立系でこのような事までやらされる現場でしたら、ハッキリ言って系列と変わらないので系列へ転職する事をおすすめします。
ここで、私が知る独立系ビルメン会社の勤務の一例をご紹介します。
独立系設備員
宿直→明け→休み→宿直→明け→休みの繰り返しです。
仕事内容としては、点検と対応、空調監視です。

独立系設備リーダー
月から金まで日勤 土日祝休み
仕事内容は点検と対応、設備員のマネジメントや勤務表作成など

ちなみに、設備リーダーの年収に関しては、私が知る限りですが400万ぐらいです。
系列の設備員と変わりません。
もし、独立系ビルメンでリーダーをやる事がありましたら、その経験を生かし、系列へ転職する事をおすすめします。

では、独立系ビルメンのメリットはあるのか?
という話ですが、私はあると思います。

さらに、系列だと見積作成とかマネジメント業務とか精神的にきつい仕事もありますが、独立系ビルメンはそのような仕事が無い現場がほとんどです。
仮に、そのような事をする現場へ配属されたら、その経験を生かし系列へ転職すれば年収も上がるので、どっちに転んでも良いと思いますがそもそも、まったりを求めて独立系ビルメンを選んだ方は、このような現場に配属されたら苦痛だと思いますので、異動願いを出すか、違う独立系ビルメン会社へ転職するか、どちらかを選択するべきだと思います。
仮に私が独身で給料がそこまで無くても問題ないのであれば、独立系ビルメン会社のまったりを選んでいたと思います。

こうような理由で、独立系ビルメンを選ぶのも一つの手です。
系列系ビルメン会社の年収について
続いて、系列ビルメンをご紹介します。
系列系ビルメンとは、親会社が有名な通信会社や不動産会社、生命保険会社、鉄道会社、ゼネコン、デパートなどがあります。
例えば、
・三井不動産ファシリティーズ
・NECファシリティーズ
・野村不動産パートナーズ
・JR東日本ビルテック
・アサヒファシリティズ(竹中工務店)
・大星ビル管理(日本生命)
・イオンディライト
などなど

上記以外にも、まだまだ沢山ありますが、このような誰もが聞いたことがあるような会社を親会社に持つ会社が系列系ビルメン会社と呼ばれる会社です。
特徴としては、ボーナスが高いのと福利厚生がしっかりしてます。
例えば、資格試験の受験費用は会社負担とか格安料金でホテルに泊まれたり
様々な特典があります。

ちなみに、私が知る独立系ビルメン会社は、試験に受かったら試験費用会社負担というルールでした。
ここで、系列を選ぶ際に覚悟しておかなければいけない事をお話しします。
こちらの動画でもお話ししてますが、基本的に忙し現場がほとんどです。
具体的には、都内にある大きなオフィスビルの点検や対応のみではなく
見積作成やLCCと言われる、長期修繕計画書作成など工事管理も行います。
点検や対応だけでも、一日があっという間に終わったしまうのに、それに加えて工事管理もしなければいけないというのは、かなりキツイというか残業も必然的に多くなってしまいます。
これが嫌で辞めていく人もいます。

それと、思った以上に事務作業が多かったりもします。
特に独立系ビルメン会社から年収アップの目的で転職してきた人は
「こんなはずじゃなかった・・・」
と言葉をの残し、再び独立系ビルメン会社へ転職していきました。
それと、系列ビルメン年収あるあるですが
①現場が変わると年収が下がる
②昇格すると年収が下がる
この2つがあります。
具体的には、泊まりと残業がある忙しい現場から、泊まりも残業も無い暇な現場に異動となった場合、当たり前の話ですが年収が下がります。
月8万ぐらい下がったという、悲しい話しも聞きました。
しかも、税金も前年度も年収が影響しますので、かなり家計が厳しくなります。

さらに、大手系列ビルメンあるあるですが、親会社が有名なので、
住宅ローンが通りやすくなり、無理なローンを組んでしまい、生活が破綻してしまうという話しも聞きます。
ちなみに、私は賃貸派なので、よく周りの先輩ビルメンから
「いつ家買うの?」
「ローン組むなら早い方がいいよ!」
って言われますが、ハッキリ言って怖くて組めません。
理由は収入が安定してないからです。
さらに、悲しい話しとして、昇格するとリーダーとなりますので、一般的には
泊まり勤務が出来なくなり、泊まり勤務の設備員をマネジメントする側の副責任者的の立場となる、日勤のみの現場に異動となります。

そうなると、泊まり手当がなくなり、泊まり手当が無くなるという事は、深夜残業という残業単価1.5倍の破壊力を持つのも無くなってしまいます。
これはかなりキツイです。
昇格したのに年収が下がるいう事は、モチベーションも同時に下がり
「転職したい・・・」
という気持ちになってしまうと思います。
なので、この辺りも大手系列ビルメンあるあるなので、覚悟しておきましょう。
それと、大手ビルメンって入社するのに敷居が高く面接にたどり付けないのでは?
と思うかもしれませんが、確かにビルメン未経験ですと厳しいかもしれません。

ビルメン未経験でも入れるには、前職にビルの運営に携わる仕事している場合は
即戦力として、採用される可能性があります。
具体的には、ゼネコンやサブコンの現場監督経験者や空調や衛生、エレベーターや防災関係のメンテナンスの仕事していたりとか、このような経験をしている場合は、未経験でも大手系列に入れるチャンスがあります。
「そんな経験した事がない・・」
って方は、独立系で修行をして、ビル管理士の資格を取り大手系列へ
ステップアップする事をおすすめします。

自社ビルメン会社の年収について
続いて、自社ビルメンの年収についてご紹介致します。
自社ビルメンとは、冒頭でもお伝えしましたが、企業の総務部に配属され自社ビルの維持管理を行うのが仕事となります。

ここで、私が経験をした自社ビルの環境についてご紹介致します。
ファシリティマネージャーの方が責任者として存在し、点検や対応をする設備員が5名程常駐する現場でした。
勤務体系としては、独立系ビルメンでご紹介した勤務体系同様に
責任者は月~金まで日勤で土日祝休み
その他の設備員は
パターン1
泊まり→明け→休み→泊まり→明け→休み
上記以外で消防設備点検立会い要員として、日勤で出勤したり
工事の夜間立会いで夜勤をしたりというシフトになります。

独立系ビルメンと同じような仕事内容で高い水準の給料を貰えるので、かなりお得感の高い仕事ですが、入社難易度が高いという欠点があります。
そもそも、自社ビルの求人って見ないですよね?

なので、一番の近道は転職エージェントに紹介してもう事です。
もちろん、企業がタイミングよく募集をかけないと、応募できませんが
行動しない事には始まりません。
なので、独立系ビルメンで修行した後に自社ビルを目指すのもありかと思いますが自社ビルを目指す上でもう一つ、大きな関門があります。
それは工事の知識です。
最低限、見積書作成経験やLCC(長期修繕計画書)作成経験
工事管理経験がないと採用されないというパターンもあります。
こればかりは、面接を受けてみないとなんとも言えませんが、少なからず私が知る自社ビルはこれが必須経験でした。
ビルメンの年収についての最大の注意点
ビルメンの年収の最大の注意点としては、現場に寄るという事です。
具体的には、先程も大手系列でご紹介しましたが、現場次第で年収が乱高下します。

これは、本当に系列ビルメンで起こりうる事ですので、肝に命じておきましょう。
この辺りも過去の動画でご紹介してますので、こちらをご参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビルメンの年収は会社によって違います。
・独立系ビルメン会社だと年収250万から350万
・系列系ビルメン会社だと年収350万から500万
・自社ビルメン会社だと年収400万から500万
もちろん経験や能力によって変わりますが、相場はこのぐらいです。
しかし給料に見合った仕事内容というか、給料が低い分、業務内容も優しかったり
給料が高い分、業務内容が厳しかったりします。
それと、入社難易度も独立系ビルメンの場合は低いですが
系列系や自社ビルは高いです。
この辺りを踏まえて、会社選びをしましょう。